映画のはなし・其の十六「ずいぶん昔のような気がしますが…」

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ずいぶん昔のような気がするけど……つい、最近のことなんですよね…

役者さん、スタッフの皆さんと、仲良くさせてもらっていた分、嵐のような…撮影が終わったあと、ぽっかりと、少し淋しい日々が続きました…

徳島で行われた、ほにやの演舞を見てくださった東映プロデューサー氏から「この感動を、映画にしたい!」と、熱い思いをいただいたのが三年半前です。

とにかく、なかなか進まない現実と、夢のはざまでの三年間は、一歩進んで二歩下がることもしばしば…の状態でした。

長い長い助走期間のあと、本当に、確信を持って動き始めたのは、、、そう…今年に入ってからでした。

1月から3月は、協力者や応援してくださる人へのアプローチを、
そして、脚本も具体的に決まってきた春から初夏にかけては、同時進行で、各スタッフが来高し、必要なモノ探し→例えば、珊瑚のかんざしとか、地方車とか、茶畑とか…この映画に必要なモノや場所の情報収集や準備に追われました。

6月、高知では[ほにや]本体の練習がはじまり、そして、よさこい本祭直前の7月末には「いちむじん」の練習が、東京で始まりました。

8月のよさこい本祭の日には、お忍び(だったハズ)で、主役の溝端君、木南ちゃん、綾音ちゃんが、初めてよさこいにやって来ました!

思えば、ほとんどの出演者もスタッフも、よさこいを知らない状態でのスタートだったのでした……

続く。